こんにちは、北海道M&Aセントラルグループの藤田です。
本日は「シリアルアントレプレナーとは?」についてお伝えしていきます。
シリアルアントレプレナーとは、日本語では連続起業家と呼びます。
本日このシリアルアントレプレナーについてお伝えしていく理由としては、
M&Aをフルに駆使した起業家の存在がいるということを、ご理解いただくためです。
これまでも申し伝えていた通り、
以前の日本では、M&Aで事業譲渡、会社譲渡をするときは、決まって事業が失敗した時に行われるという認識でした。
倒産させるなら身売りだ、というようなニュアンスです。
昨今では、その認識が変わり、会社譲渡や事業譲渡が一般的になり、
それを表す代表格が「シリアルアントレプレナー」ということをお伝えしていきます。
シリアルアントレプレナーとは
連続起業家という訳からも分かる通り、何度も起業している人のことを言います。
しかし、ただ何度も起業しているだけではありません。
その起業と起業の間には「M&A」が行われています。
つまり、起業しては売却し、また企業しては売却しの繰り返しということです。
会社譲渡、事業譲渡を繰り返すことで、その譲渡益(キャピタルゲイン)で資産を拡大するというスキームです。
連続起業家と呼ばれる所以ですね。
なぜ連続して売却、企業を繰り返すことができるのか?
シリアルアントレプレナーと普通の起業の大きな違いは、短期間での企業価値の創出です。
その意味での一般企業との大きな違いは、ビジネスモデルに新規性、革新性が潜んでいるということです。
短期間で企業価値の創出を図るには、新規性がなくてはよほどのことがない限り指数関数的に企業価値は伸びていきません。
その意味で、これまでの事業とテクノロジーを組み合わせたり、
全く別の業界の新しい取り組みを他の業界に取り入れたり、
何かを掛け合わせて新しいモノを生み出すか、全くの新しいものを生み出すなどの要素を含んでいます。
短期間で企業価値を伸ばし、需要のある買い手に事業を譲渡する。
新しいアイディアを実行しカタチにできる人の特権です。
メルカリの山田社長もシリアルアントレプレナーの1人ですね。
ウノウという会社を立ち上げ、9年後に株式譲渡を行い
その後、メルカリを設立し、日本でも有名な起業家として活躍しています。
いかがでしたでしょうか。
株式譲渡、事業譲渡を繰り返して成功する方もいるような世の中です。
以前のようなM&Aに対する見方がガラリと変わり、
一般的に行われていることであることをご理解いただけたかと思います。
是非、M&Aに対する思いが、以前の風潮に影響されているのであれば、
考え直して、今後の会社の選択肢の一つとしてテーブルに上げても良いかもしれませんね。
当社は、いつでも、些細なお悩みでもご相談を承らせていただいております。
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