こんにちは。北海道M&Aセントラルグループの藤田です。
前回に引き続き、譲受側から見たM&Aのメリットの3つ目となります。
2つ目のメリットは事業のキャッシュポイントを増やす(多角化)でしたが、
3つ目のメリットは「新規事業参入」です。
多角化と違い、異業種への参入と言い換えることもできます。
新規事業参入は、もしかすると多角化よりもハードルが高いかもしれません。
事業における許認可取得可否、当該マーケットにおける参入成功の不透明さ、データ不足など
ゼロからスタートするには、リスクがつきまとうのが新規事業の特徴です。
ところが、M&Aを活用することで、上記のリスクを軽減した上で開始することが可能となります。
取得済み許認可の適用、豊富なマーケットデータ、事業ノウハウの蓄積、人材の確保など
ゼロから自社内で開始するよりも、非常に迅速に且つ堅実に事業参入が可能です。
豊富な資本のある法人であれば、M&Aを活用した新規事業参入はオーソドックスな戦略とも言えます。
北海道では、新規参入のためのM&A活用の事例は本州と比較すると少ないですが、
今後M&Aという戦略自体が一般的となっていく中で、北海道、札幌市においても事例が増えていくと見ています。
以上、【譲受側】M&Aのメリット 3 でした。