日東電工は17日、英国の包装・製紙大手モンディから紙おむつ、生理用品などに使う衛生材料事業を買収すると発表。
同事業を構成するドイツ、中国、米国の子会社4社(うちドイツ2社)の全株式を取得。
衛生材料事業はこれまで中東・アフリカなどの新興国市場を中心としてきたが、今後は欧米をはじめグローバルに展開していくという。
取得金額は約804億円(アドバイザリー費用約4億5000万円を含む)。取得予定は2022年中頃とする。
買収するのは紙おむつ、生理用品、ウェットワイプ(ウェットティッシュ)
マスクに使う伸縮部材、不織布、機能性フィルムなどの衛生材料の製造・販売に関連する事業。
日東電工はディスプレー用光学フィルムなどの産業用材料を主力とし、
近年、新事業の重点育成分野として衛生材料などのヒューマンライフ分野を位置付け、取り組みを強化中。