三菱商事は17日、不動産運用の合弁子会社である、
三菱商事・ユービーエス・リアルティ(MC-UBSR、東京都千代田区)の全保有株式51%を
米投資ファンドKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)傘下の76(東京都千代田区)に
1157億円で譲渡すると発表。
事業構成の入れ替え・強化の一環で、不動産運用事業では、
今後私募REIT(不動産投資信託)、私募ファンド、海外運用事業を主な成長領域とするとしている。
譲渡予定は4月という。
MC-UBSRは2000年に三菱商事とスイスUBS Asset Management AGが合弁で設立し
J-REIT(日本版不動産投資信託)市場で運用事業を展開中。
KKRは今回、UBS側が保有する残る49%の株式も取得することにした。
MC-UBSRが運用を受託する日本都市ファンド投資法人と産業ファンド投資法人の運用資産残高は
約1兆7000億円まで拡大し、上場REITの運用では業界最大級に成長中。